日本医学脱毛学会
Japanese Society of Hair Surgery & Medicine
前期10単位)初期重要事項の総チェック
1単位 下肢での基本的脱毛術の取得
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4単位 (脱毛体験)
5単位 (呼称実技)
6単位 スピードを考慮した脱毛術・氷皮膚伸展したまま抜毛
7単位 腕の脱毛
8単位 腋の脱毛
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10単位 前期総仕上げ、及び時間による脱毛本数の測定
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チェックリスト[前期]
【準備】
1. ベッドの準備
2. 脱毛時の必需品(特に拡大鏡)
3. 術者の準備
a.時計、指輪、ブレスレットを外す
b.爪を切る
c.髪を束ねる
4. 脱毛機の設定
a.適切な条件設定
b.出力、通電時間の確認
5. 対極板の置き方
a.向き、位置
b.広範囲に密着
6. 針の装着
a.適切な針の選択(毛根とあっているか)
b.針のシャフト部の確認
c.針の取扱(曲げない、ひっかけない、落とさない)
【脱毛中】
1. 針の長さと毛根の長さを比べているか
2. ライト・・・常に脱毛部が明るい状態
3. アイスパックの使い方
a.室温で1分以上放置する
b.霜をとる
c.水滴除去
d.有効な冷却
4. 絶縁部の確認
a.拡大鏡
b.顕微鏡
5. 針の付着物の除去
6. スピードアップ
a.連続動作
b.ガーゼの位置
7. 術者の体位の取り方
8. 後片づけ
【針挿入】
参考 10単位目の目的
研修者、指導士ともに自由に研修、質疑応答をします。特にわからない事を重点的にします。
【研修者】
自分の実技を見てもらって、確認をしてもらう。
【指導者の立場からのポイント】
・指導するだけでは無く研修生と一緒に考えます
・見守る気持ち
・危険な時だけ注意
・どこか良いところを見つける(ほめる)
・自分に置き換えて考えてみる
・声をかけをする
・教えてあげる!、ではなくアドバイスを!
・研修を重ねる毎に学習を重ねる
【参考】
第二回指導施設連絡会議より 94.12.12
1単位
○ 必要物品でラバーシーツがあるが必ず使用すべきか?
→ 必要に応じて使用する。放電を避ける目的。
2単位
○ 実態顕微鏡の必要性
→ 針を磨いたあと磨き方の確認が出来る。
→ 脱毛後に顕微鏡で確認する事によって、針の使い方が分かる。
※ 指導施設には、必ず欲しい。
○ 針の寿命はどれくらいか
→ 業者は1000本位と言っているが・・・。
→ 刺し身を使った実験で。古い針は凝固しなかった。磨いた後一度は凝固したが、その後は凝固作用が悪くなった。
※ 1年以上たった古い針は破棄する。
※ 針は脱毛前にしっかり磨く。ベッドサイドにカッターを持って入って脱毛中に磨ことも取り入れる。
4単位
○ テスト脱毛を受講者に体験してもらう。
→ 受講者から、“良かった“との感想が多い。その後の針の挿入や、冷却の方法に夫が見られる事が多い。
5単位
○ 検査項目などについては質問が多い。
6単位
○ 患者対応でコミュニケーションが大切という指導をするが。
→ 難しい。話をすると手がとまってしまうことが多い。脱毛をしながら、コミュニュケーションをとれるようになるには1ヶ月くらいかかる。